今日は、私がキャリアコンサルタント養成講座を申し込む際に使った教育訓練給付制度について少しご紹介します。
3年に一度しか使えないし、対象の資格も限られてきますが、資格取得に関しては金銭面でかなり強い味方です。
厚生労働省の公式情報はこちらからご覧ください。
教育訓練給付金の種類について
教育訓練給付制度は大きく分けて以下の2種類があります。
①一般教育訓練給付金
②専門実践教育訓練給付金
一般教育訓練給付金
①の一般教育訓練給付金は結構いろんな資格講座に対して使えます。
ですが、給付金が最大20%(上限10万円)と、②に比べて少ないです。
例えば、某大手資格予備校の基本情報技術者試験対策(午前免除試験つき)だと、、、
費用がトータル10万円なので、2万円もらえて、自己負担は8万円になります。
他にもTOIECやHSK漢語水平考試などの語学系、税理士や司法書士などの士業系、歯科衛生士や介護福祉士などの医療・介護系、各種自動車運転免許、カラーコーディネーター検定試験やブライダルプランナー1級、キッチンスペシャリスト(なにそれ)などのような資格まで多種多様な資格講座に対して補助金が出ます。
専門実践教育訓練給付金
これに対して②の専門実践教育訓練給付金は対象となる資格が①より厳しいです。
まずは、「業務独占資格・名称独占資格を目指す養成施設行われる訓練」です。
①と被るものもありますが、以下の資格が対象となります。
介護福祉士 看護師 歯科技工士 視能訓練士 保育士 臨床工学技士
准看護師 言語聴覚士 社会福祉士 精神保健福祉士 はり師 きゅう師
准看護師 言語聴覚士 社会福祉士 精神保健福祉士 はり師 きゅう師
柔道整復師 救急救命士 歯科衛生士 あん摩マッサージ師 理学療法士
作業療法士 助産師 保健師 診療放射線技師 臨床検査技師 義肢装具士
美容師 理容師 調理師 栄養士 管理栄養士 製菓衛生師 海技士 測量士 測量士補
建築士 航空整備士 航空運航整備士 電気工事士 キャリアコンサルタント
その他にも、専門職大学院や、専門学校の職業実践専門課程なども対象となります。
総じて、取得すればすぐにその職につけるような強力な資格が多いことがわかります。
(航空整備士のように、対象ではあるけど、実際には講座が開講されていない資格も少しあります)
また、補助金の額も①とはけた違いです。
受講だけで50%(上限120万円!)で、資格に一発合格するとさらに20%上乗せしてくれます。(無職の人は就職もする必要あり)
専門実践教育訓練給付金の手続き
たくさんお金をくれるだけあって手続きも多少面倒です。
まず、ハローワークに支給要件確認や書類をもらいに行かないといけません。
絶対大丈夫だという自信があれば要件確認は申し込む時でも問題ないと思います。
私は過去3年以内に半年ほど無職期間があったので念のため確認に行きました。
書類はネットでも手に入るものもあります、申し込みの時に現地でもらってから書いてもどうにでもなるものもあります。
キャリアコンサルタントとの面談か事業主の証明か
そして、その後、ハローワークの用意してくれたキャリアコンサルタントと面談をしないといけません。面倒ですね(←キャリアコンサルタントを目指している人の発言ではないですね笑)
そこで、面談を受けない方法もあります。それは以下の通りです。
「在職者の場合、訓練前キャリアコンサルティングを受けず、勤務先の雇用保険の適用事業所の事業主が専門実践教育訓練を受講することを承認したことを証明する書類を提出することも可能。」
私の場合、そもそも職場の指示で通うことになったので、拒否されるわけもありません。あっさりと書いてもらえました。
この書類については「その資格を取ることが、今の仕事に~~という点で役立つ」ということを事業主に証明してもらわないといけないので、現職と取得資格の関係性によっては書類作成が難しいこともあるかもしれません。
その場合はおとなしくキャリアコンサルティングを受けましょう。
あとは実際に通う講座の学校から、登録番号などを聞いて、書類を作成して提出すると、事前の申請は終わりです。
受講開始日の1か月以上前にここまで終わらせておかないといけないので、計画的に動きましょう。
ただ、某スクールに問い合わせたときに聞いた情報では、地域によっては1か月前を切っていても受付してくれるハローワークもあるそうなので、交渉してみる価値はあるかもしれません。
受講後の手続き
ここから先は、私もまだ到達していないので体験談ではありませんが、、、
講習が終わると、修了証のようなものがもらえるみたいなので、それをもって平日にハローワークに行って申請すると、とりあえず50%もらえるようです。(平日だけ。。。)
その後は、まだ説明すらちゃんとされていないのですが、合格後にまた平日に申請に行くと追加の20%をもらえるみたいです。(土日もやってくれ)
このあたりは実際に手続きをしたときにまた記事にしたいと思います。
自己負担を減らす裏技
さて、この補助金ですが、割合計算のもととなる金額は自己負担に対してです。
会社がお金をだしてくれたら少し話が変わってきます。
例えば、30万円の講座をうけるとして、、、
①会社が全額だしてくれた→補助金ゼロ
②会社が半分出してくれた→自己負担の15万円に対して50%の補助金→補助金は7万5千円
という具合です。
そこで、ハローワークの方に聞いた裏技を紹介しておきたいと思います。
(絶対にできるかはわかりません。どこでもできるかもわかりません。過度な期待は避けて、あくまで自己責任で!)
会社が受講料を出してくれた場合はダメなんですが、以下のパターンなら会社が出してくれたという扱いにならないらしいです。(私の住所地の管轄のハローワークで聞いた話です)
「合格率がおおむね50%以下の難関の業務独占資格or名称独占資格を受けて合格したことによる、合格お祝い金という名目」
あくまで、受講にかかった経費を負担するのではなく、お祝いとしてボーナスのように支給されたお金は、自己負担の減少に影響を与えないようです。
なので、これが成立すると以下のようなパターンが可能となります。
③会社がお祝い金で15万円くれた→国からの補助金は30万円の50%の15万円→自己負担ゼロ!!
④会社がお祝い金で20万円くれた→国からの補助金は30万円の50%の15万円→5万円の黒字!!!
あくまで担当者から口頭で聞いただけなので、私自身も過度な期待はしていません。
一応、この話は会社にしていますので、受講経費としては一切支給せず、お祝い金として補助をもらえる予定です。また、キャリアコンサルタント試験は、回によって合格率50%程度とは言えない回もあるので、そこもどうなるかわかりません。
この件に関してはネット上でも全然情報がありませんので、私自身の体験談は必ずまとめたいと思います。といっても試験を受けるのは7月なので、かなり先の話となりますが。
あまり期待しすぎず、ほどほどに続報をお待ちください。
何か体験談がある方はぜひコメントいただけますと幸いです!!