図書館で資格マニア
独学で資格試験合格を目指すにあたって、テキストは必ず必要になります。
受験料だけでも資格にもよりますが、5000円~10000円程度かかってきますので、書籍代はできるだけ安く済ませたいところです。
そこで、私は図書館を積極的に使うようにしています。
所蔵している書籍が最新版ではないことが多いですが、法改正が頻繁にない資格なら大きな問題にはなりません。
また、2週間で返さなければいけないという点も、短期集中して読み込むのにいいプレッシャーとなります。
私は大阪市内に住んでいるので、大阪市立図書館をメインに使っています。(大阪府立図書館や大学図書館もありますが近くないので使いません)
大阪市立図書館は、各区にそれぞれあって、予約すると取り寄せてくれて最寄りの図書館で受け取ることができます。
そのシステムを利用するのに家でパソコンで蔵書検索をするんですが、ある日「電子資料」という項目が目に留まりました。
図書館で電子書籍
なんと大阪市立図書館では電子書籍を借りることができるんです!
(電子書籍を「借りる」ということの意味は後で説明します)
利用にあたっては大阪市立図書館の図書館カードを持っていて、さらにWebOPACの利用者登録がすんでいる必要があります。
利用者登録が住んでいる人は、以下のリンクから直接大阪市立図書館の電子書籍の検索画面に行くことができます。
利用者登録をしていないけど、大阪市立図書館の図書館カードを持っている方は、まずは一度大阪市立図書館に足を運んで、パスワードをもらってください。
カウンターに行くと一瞬でくれます。
図書館カードを持っていない、大阪市民の方、市内在勤者の方は図書館カードをつくるところから手続きをしてください。
それ以外の方は、お住いの地域の図書館が電子書籍のサービスを行っているか調べてみてください。
2018年9月現在という、比較的最近の情報が以下のサイトでまとめられています。
他の自治体の蔵書状況はわかりませんが、少なくとも大阪市立図書館は、資格マニアにはなかなかすてきな蔵書です!
これは実際の検索画面の一部なんですが、現在挑戦中の航空無線通信士の試験は問題集がしっかりとあります。
英語の試験問題集まであります!
これ以外にも無線従事者試験関係だと
「無線従事者試験のための数学基礎」
「第二級陸上特殊無線技士二陸特合格精選 : 240題試験問題集」
「第三級アマチュア無線技士合格精選 330題試験問題集」
などなど、豊富な品揃えです。
また、電気工事士や登録販売者、電験三種や情報処理技術者試験など、理系の資格のテキストや問題集がたくさんあります。
英語学習関係の本もいろいろとあります。
いろいろとみていると、たぶんですが、オーム社や東京電機大学出版などの理系の出版社が協力的なおかげで、これらの本が電子図書館に収蔵されているんじゃないかと思います。
使い方
これらの本はオンラインでPDFで見ることができます。
ここで、同じ本は同時に1人しかみることができません。ですので「借りる」という表現になるわけですね。
しかし、他人に影響されて勉強したいときに読めないようじゃ価値が半減です。
安心して下さい!ダウンロードできるんです!
しかし、やはり著作権からみなのか1日100ページまでという制限があります。
ここも安心して下さい。一度最初からやり直すと1日に何度でも100ページまでダウンロードできます。
このとき、ブラウザを閉じたりしないように注意してください。それだと、貸し出し中のままになってしまい、しばらく同じ本は開けません。
面倒でもwebサイト内で「結果リスト」などを押して戻ってください。
ブラウザの機能で戻るのも返却扱いにはなりません。
大阪市立図書館のサイトから改めてとべば問題なく別アカウント扱いになります。
また、ダウンロードしたファイルにもいくつか難点があります。
まず、電子図書館の資料であることがわかるように、PDFの隅に全ページにわたって英語で細かい文字が書いてあります。
基本的には気にならないんですが、ごくまれに端まで文字のあるページだとかぶってしまいます。
また、1度に100ページずつしかダウンロードできないので、PDFが細切れになってしまいます。
これはPCでもスマホでも様々なPDF結合アプリがありますので、そういったものを使って結合して1つのファイルにしてしまってください。
さて、このように多少不便さはありますが、いろいろな本がタダで電子書籍として手に入るのはかなりお得です。
ダウンロードも含めて、用意されている機能で正規の手順で行っています。また、禁止事項として定められていることをしているわけではないので問題はないと思いますが、利用は各自の判断と責任でお願いいたします。
その他のサービス
また、大阪市立図書館は以下の電子書籍サービスも行っています。
こちらは基本的に英語の絵本しかありませんので、資格マニアとしては興味がわきませんが、お子さんがいらっしゃる家庭などでは有効利用することができるのではないでしょうか。
明日は電子書籍リーダーについても記事を書きたいと思います。