先日合格発表のあった令和2年度海事代理士口述試験について、某巨大掲示板では午前と午後の合格率が違いすぎる、という指摘がされていました。
ということで、年末年始の休みでちょっと時間があったので、口述試験時間割に合否を書き込んでみました。
色のついている受験番号が合格した人です。
ブロック毎の合格率については、Aブロック61人、Bブロック63人なので、誤差の範囲かなとは思います。
ですが、時間帯別で見ると数を数えるまでもなく、明らかに午前の方が合格率が高くなっています。
次いで夕方以降の合格率が高く、13時~16時位の間の合格率がかなり低くなっています。
試験は東京一箇所でしか行われないため、関東在住の人は最初と最後、非関東在住者は宿泊や移動の都合をつけやすいように真ん中に集まっています。
その結果、真ん中に集まっている非関東民、特に遠方組の合格率が低くなっているように見えます。
筆記試験受験地毎にも集計してみました。
筆記受験地 | 受験資格者 | 合格者 | 不合格者 | 合格率 |
北海道 | 4 | 3 | 1 | 75.0% |
東北 | 7 | 1 | 6 | 14.3% |
関東 | 60 | 39 | 21 | 65.0% |
北信 | 6 | 3 | 3 | 50.0% |
中部 | 17 | 13 | 4 | 76.5% |
近畿 | 20 | 7 | 13 | 35.0% |
神戸 | 12 | 9 | 3 | 75.0% |
中国 | 7 | 4 | 3 | 57.1% |
四国 | 7 | 3 | 4 | 42.9% |
九州 | 15 | 11 | 4 | 73.3% |
沖縄 | 1 | 0 | 1 | 0.0% |
本省 | 54 | 31 | 23 | 57.4% |
不合格者の中には欠席者11名も含まれていますし、受験番号が「本省」になっている人は筆記免除の方なのでどこの地方の人かわからないため、簡単にはまとめられませんが、時間帯ごとに合否に影響は少なからずはあるんじゃないかと思ってしまいますね。
コロナの影響で東京行きを自粛した方が遠方組に集中した結果かもしれませんが・・・
試験の順番は運ですし、結局は受験生次第だとは思いますが、今回は環境もかなり悪かった年です。
今後受験を検討していて当ブログを見てくださっている方は、難化した令和元年度試験の傾向を引きずっていくと思いますので、順番を気にするよりもそちらを念頭に準備して合格を勝ち取ってください!
↓対策は合格マニュアルより海事法規読み込みで!
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